おはようございます。マリーです🕊️
週末、映画「君たちはどう生きるか」を母と一緒に観てきました。
エンドロール、この映画を一緒に観たかった母と来ることが出来、その時の尊さに感謝の思いでいっぱいになりました。
3度目となる今回は、当日に急遽計画を立てたこともあるからか、フラットな心というか、意気込む姿勢も全くなくて。
最初に観たときのシーンひとつひとつの描写から巡らした思いが再度脳内に呼び起こされながらも、少し視野が広がってその思いの糸口を知れたような時間でした。
他者の世界観に触れる時間の中でも、心を揺さぶるような、対象となるものに投影された心の在りどころが、深く深くを探求し帰還したかのように、そこに鮮明な光の筋を見出したからこそ這い出て来られたような、それは一人の人間の力だけでどうにも向き合えないようなところを彷徨いながら、極限との対峙によって築かれた作品と出会ったときに受ける、自分自身にも入るヒビ。
ヒビとはいっても、痛みをともなうこともあれば、それはむしろいままでの世界線からの脱却であるかのように、新しい景色を見せてくれるための、いままでの殻に入れてくれたヒビであって、世界が美しく感じるとはこういうことなのかといった喜びとの出会いとなることがあります。
宮﨑駿監督作品「君たちはどう生きるか」と、米津玄師さんの「地球儀」を知ってからわたしの身に起きた現象は、いま生きているこの時間だったりいま立っているこの場所、それは地球の日本の…という考えを一度剥がされて、宇宙にとばされて時間という概念もない世界に行って、至福を味わってまた戻ってきて、自分の40年近い歩みの癒えていない過去こそが贈り物であったと気付かされることに繋がっています。
この頃、「奇跡の雫だ」と水に触れるときに思うようになりました。
源でもある雨。それは命の祝福であり同時に悲しみに寄り添う涙の雫でもあると思っています。
だからこそ水は命を持っている。
その命をいただき、その命の水で顔を洗い、体を流す。
きよめともまたわたしの中では異なる、水に触れるたび、新たな自分と会えるような、水に触れるということが別の命に触れているような感覚をこの頃は感じています。
そしていま最も思うこと。
手放したい。概念も物質も、それは様々で体内からも。
取り入れることより形を持たない水の動きのように、自分の中から流し放つことをしたい。
本当にわたしが手にしなければいけないのは富ではないのかもしれない。
ひとつひとつ感謝とともに手放して軽くしていく。
何かをしなければいけないという概念すらも手放していって。
空っぽでいいのかもしれない。
大好きな空の字の入る空っぽ。
わたしは小学生のころ、早く空に帰りたいと思っていた。
悩みを誰にも言えなくて、髪の毛も小学生だけれど白髪が目立っていた。
登下校の道のあるビルの上を、いつも同じ視点から眺めていた。
でもそれは、ビルの向こうに広がる空を見上げていることと同じだったのだと思う。
その時間はまた空っぽであったのかもしれない。
空っぽになったら、空と繋がれて。空と繋がったら、宇宙と繋がれて。宇宙と繋がることが出来たら、地球に感謝をしていて。地球を愛おしく思えたら、力が湧いて。
きっとそのように言葉にまとめることなどなくとも、空を見上げながら、自然とそこに繋がっていたのだと思う。
白髪は小学生のいっときだけ。
わたしは中学一年の頃、日記に出会え、いつも悩みを聞いてもらえる相手もできた。
言葉にすることを知った。
きっと小学生の頃のわたしは、まるで言語なんて持っていない者のように、空と交信していたのだと思う。それはきっとテレパシーで。
自分の人生を後悔していたり戻りたいと思うことはないけれど。
空という宇宙の存在に帰りたい助けてと、いつも思いを馳せていた時期に戻りたいのではないけれど。
でも、空っぽになりたいと思う。
一度、肉体も名前も歩んできた道のりも手放して、空(くう)となって、もう一度この地球の歩みを感じたい。
きっと手放していった先は光と愛の世界だと思っている。
言葉なんて要らないほどに、光がそれを全て証明してくれるかのように。
愛が安心という安らぎの呼吸の場所をつくってくれるように。
本当にわたしに必要なものは形を持っていなくて、名前すらついていないのかもしれない。
空模様。空を表す言葉は多くある。
けれど、言葉に表すことなどできないものをこの先にわたしは掴みに行くのだと思う。
それは概念もなく、名前も持たず、言葉にすることもできないけれど、この一生をかけて本当に観たいと望んでいた景色なんだと思う。
ごめんなさい!体重記録を載せることを忘れて書き進めていました。
今更ですが、体重記録のブログのみに興味のある方は、カテゴリーから「タニタ/体重記録」を選んでいただければと思います!
きっとこの先、言葉も答え合わせももう必要はなくて、愛と光だけ持って会える日が来ると思う。
マリー
※↓画像はスクリーンショットをつなぎ合わせたものです
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